ペンシルバニア州 ランカスターにあるアーミッシュビレッジのバギーライドツアーに飛び入り参加してきました!
アーミッシュとは
17世紀〜18世紀にヨーロッパからアメリカへ移住してそのままの暮らしを続けているキリスト教の宗派のひとつです。
アーミッシュの中でもいくつかに分類されており電気やガスの使用を認められたり認められなかったり、聖書以外の書籍を禁じられたり、賛美歌以外の歌も認められなかったり、決められた服装以外は認められず、移動手段は徒歩や馬車などに限られたりと現代社会から分断された生活を送っています。
公用語はドイツ語から派生したペンシルベニアアレマン語ですが、外の世界とのやりとりをするために英語を第2言語として仕事などで使っている方も多くみられました。
場所はこちら!
となりにあるKitchen Kettle Villageから歩いてすぐの場所にあるのがアーミッシュビレッジを馬車で1周できるAAA Buggy RIdeというツアーです。
車はKitchen Kettle Villageにある大きな駐車場を利用出来ます。
Kitchen Kettle Village内を歩いていたら道の向こうに何やら馬が見えてきたので近づいて行ってみると・・・
アーミッシュではなく、ユダヤ教ハシディック派(超正統派)の子供達の遠足か修学旅行かわかりませんが団体で数グループに分かれて馬車に乗車している様子を見られました。
ハシディック派であるとわかった理由は、引率されていた男性のもみあげのデザインや女の子たちの着用するスカートの丈の長さと色でした。その後も私たちと同じツアーになったグループの方々から「さっきの騒がしい子供達、ハシディックだよ!」って教えてもらいました(笑)
アーミッシュビレッジを巡る馬車のツアーは数種類あるようでしたがこの日は35分のバギーライドのみ開催とのことで1人26ドル(チップ別)で参加することにしました。なお、支払い方法はクレジットカードによるタッチ決済可能!
AAA Buggy Rideの公式サイトにはバギーライドツアーの割引クーポンが用意されているようです。
参加料金の支払いを済ませ、参加者用のステッカーを洋服に貼り付けてしばらくの間、馬車が到着するまで馬たちを眺めていました。
ここにいる馬たちはみんなバギーツアーで働いている馬です。
この待合時間に馬たちが粗相をした際に床を水洗いするのですが、高圧洗浄っぽい洗い方をします。洋服を汚さないように掃除の水はねに要注意です。
私たちの乗車するバギーがやってきました!
このバギーに乗車したのは私たち夫婦を入れて6名。
馬を操るアーミッシュの男性の挨拶から始まってツアー開始です!
この後、ツアー客それぞれにどこからやってきたのか?といった質問などのコミュニケーションが始まりました。渡米2日目でこの雰囲気はなかなかハードでありますがとても楽しかったです。
一緒に参加したグループはニューヨークとニュージャージーから参加の男女のお友達グループ。彼女たちは何度かこのツアーの経験があるとのことで初めて参加するのは私たち夫婦のみ。
たくさんの乳牛が放牧されていました。
ガイドの男性によるとこのあたりは一面、コーン畑だそうです。どこもかしこもみんな「あれがコーン畑」という説明を何度か受けました(笑) 実際に目にみえる場所のすべてがコーン畑とのことで想像を超えた広大な敷地面積を有する農場が広がっていました。
こちらも乳牛たちです。
働く馬車です。
残念ながらアーミッシュの男性たちは写真(偶像崇拝の禁止)を撮ってはいけないという厳しい戒律をまもっているとのことで顔を背けられてしまったようです。この男性だけなく(農業用の)働く馬車に乗っている男性たちは観光客と目を合わさないようにしています。
しかし、バギーライドの案内役の男性は顔をしっかりとこちらに向けて普通に楽しくおしゃべりをしています。
そういった商業用の顔と実生活の顔の2面があるのがアーミッシュの面白い特徴だと思いました。クレジットカード決済やタッチ決済などの最新の機器を使いこなす女性たちがいれば、ゴム製タイヤを履かせずに硬いリムのままの馬車に乗る男性がいたり、文明を上手に使い分けている様子も不思議でした。
総じて女性たちのほうが気さくな雰囲気であったり、女の子たちが馬車から手を振ってきたりとフレンドリーな様子が感じられました。
牧場と農場が広がっています。
牛やひつじが数え切れないくらいにたくさん放牧されていました。
こちらの建物は建てられてから100年以上経っているとても古いものです。
至るところに家畜がたくさん!
馬も放牧されていました。
たったの35分ですが、見渡す限り牧場と農場と家畜たち。
それ以外に建物などがほとんど見られないのでおしゃべり好きのアメリカ人の観光客たちと私たちで時々会話を楽しんだりとバギーツアーに関係ない話で盛り上がってしまったり(場の空気を読まず)色々と楽しかったです。
日本からランカスターへアーミッシュを見に行く日本人はなかなか居ないと思います。私も10年前にアムトラックに乗車した際にフラッグスタッフ(アリゾナ州)で一緒の列車から降りてきた質素な服装の集団を見かけなければきっと興味を持たなかったと思います。
どのような場所に暮らし、どのような産業があり、文明をどれだけ受け入れたり、私たちのような観光客とどの程度関わりを持つのか?
日本ではほぼ出会うことのないアーミッシュという特殊な生活を続ける方々の暮らしに少しでも触れる機会を作ることが出来たことは本当に良かったと思います。
今回は幸運にもユダヤ教ハシディック派の方々もニューヨークから遠く離れたランカスターで少しだけ様子を見られたことも良かったです。
ニューヨークからアムトラック(列車)で3時間のランカスター。
私はとても良い経験になりました。
日本からもう少しだけでも観光に訪れる方が増えても良いかなぁと思えるのどかで自然が豊かな町でした。



















